2009年5月16日土曜日

冷たいビール

週末のスキー場は、自転車天国だった。
学生のサークルらしき集団や50代とおぼしきソロの方まで老若男女様々。
みんな下を向きながらもスキー場の駐車場を目指して、もがいている。
みんな好きねぇ。
今日は、昨日に引き続きここを3往復。
かなりいい感じで登ってこられるようになった。
来週末は会津でヒルクライムレースなので、この調子でペースアップ。
夜のビールも美味い!

夕べは、Kスタへ楽天VSソフトバンクのナイターを観に行った。
浜風が入って少々寒かったが、ダウンを着こみビールをグビグビと。
3人で見るはずが、1人が仕事の関係で遅れていた。

「5回までには来るよね!?」
「そうだよね。」
しかし、5回終了後にも来ない。

「ラッキー7には、生麦酒とおつまみを抱えて来るよねぇ。」
「7回の風船を飛ばすまでには来るよね!?」
「風船も買ってくるよね」

携帯電話が鳴る
「もう少しで行きますから・・・」
こういう時に得てして”そば屋の出前”になるのだ。
試合は、7回まで2対2の同点で、再三満塁のチャンスがありながらも残塁の山。
それもまだ来ない。

8回裏、1アウト満塁。ここで代打の切り札セギノール。
場内のテンションは最高潮に達した。
メガホンを叩く音が場内にこだまする。
一発出れば。ヒットでも。最悪は外野フライでも。決勝点になる。
「これで勝ち越し点が入って、バンザイしているところにビールを持って来るよね。」
「これで来なかったら、メガホンでボコボコだよ」
「まったくだよ」

次の瞬間、ホームベース上に風切音が聞こえた。
ブワーン。
三振。
場内↓↓↓。あーあー。

しかし、まだ来ない。
「ヤツは、9回裏に来る気か!?」
「前売り券の意味がないよね。」
「ビール買って来るよね」
「空気読んでくるよね」

9回裏の攻撃が始まり、打者がバッターボックスに入ろうとした時、
「すみませ~ん!遅くなりましたぁ~」
手には黒いビジネスバックのみ
二人の目があった。
(手ぶら・・・)
「ビールはどうした?枝豆はどうした?」
「手ぶらで来るなよなぁ~」
「もう、空気読めてないよねぇ。」
「遅くなりましたっていいながらも、ビールとつまみを両腕に抱えて、ハァハァ言いながらくることを創造していたのにさぁ~。」

「今、買ってきまーす。」
回は10回表。
カキーン!カーン!
決勝打をあびてTHE END。

「遅くなりましたぁ。ビール買ってきたよぉ。ハァハァ~」
「試合、終わったよ。↓↓↓」
「ところで野球観た?」
「売店でビール買っていたから観なかった」
両手にビールとつまみを抱えながら、呆然と立ち尽くすカレ。
場内は、ソフトバンクの選手がヒーローインタビューを受けていた。

他の観客がテンションサゲサゲで足早にゲートに向かっている最中、
3人は、妙に冷えた生ビールと凍った枝豆を震えながら口に押し込むのであった。
「なんか寒いよぉ~」
「空気読めよぉ~」
ブルブルブル・・・・・・。

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